スベン

恐竜が教えてくれたことのスベンのレビュー・感想・評価

恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)
4.2
「みんないつかは僕を残していなくなってしまうんだ」
そんなことを思って始まったサムの夏休み。

誰しもが一度は考える「死」というテーマ。
それでも、「地球最後に残された恐竜はどんな気持ちだったんだろう?」と考えてみたり、一人に慣れる練習をしてみたり…とサムの発想が面白い。
島で出会った魅力的な少女テスや様々な出来事を通して少しずつ答えを探していく。
バカンスに訪れた島の自然や浜辺、色彩が特に煌めいて美しく見えるのは純粋な子供視点だからかもしれない。

大人たちが程よい距離で見守っているのもいい。
大人びて見えるけど実は仲良しなサムのお兄さん。愉快で良き理解者のパパ(かなり素敵なパパでした!)
おじいさんの言葉は大人の私にも十分刺さりまくりの素敵な言葉でした。

緊急事態宣言解除後、約2ヶ月ぶりに映画館で観た今作はいつかの夏休みを思い出させてくれるような素敵な作品でした!
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