抹茶マラカス

i-新聞記者ドキュメント-の抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

3.0
主語が大きくならず、一人称単数であることを求めたい。そういう映画なんだけど、そういう意味で明確にズレてる映画で望月記者と森達也が複数主語になってる映画なのでどうにもブレるのだ。
巨大権力と対峙する記者という側面が後半にいくほど強くなり、それは同時に社会部に籍を置かせたままの東京新聞という会社にも違和感を抱かせた。そのあたりから森達也は暴走を始めてしまっていてなんともつまらなくなる。
ただ、官房長官としての菅義偉が総理大臣経験でロンダリングされた感とか、今見ると色々思うところも増える作品になる。