『新聞記者』は見てませんが、東京新聞社会部記者・望月衣塑子（いそこ）さんの活動ドキュメント。
常に小型スーツケースを引っ張り、時にはお子さんも連れながら、記者として当然の仕事（自身の足で見聞きした問題点をぶつけ問い正す）に真摯に取り組む彼女が、特別視（異端児でありヒロイン？）されてしまうという日本の政治・メディアの問題点。
閉鎖性と排他性が問題視され続けている政権ベッタリでPCに打ち込んでる男ばかりの記者クラブで、司会役の質問妨害を受けながら、まともに向き合うつもりもない（またあんたか..的な態度の）官房長官に何度でも質問をぶつける姿。
政府からの圧力や市民からの脅迫にも屈しない彼女と、それを追う森達也監督も度々登場し、取材の壁にぶつかる姿や思いを語るのも良かった。
しかし、お父さんから譲り受けた記者魂なのか...
オシャレも忘れないし、あの状況下でも常にポジティブな態度と行動力。すごい人ですね。
私は、これまで政治にほぼ興味もなく、選挙の前だけは、一応、“i”として考えて投票する程度ですが、彼女のような記者が当たり前になる日が日本に来るのか。。
そもそも、ああいった政治家のしょーもない答弁や忖度大会。欧米のように子供の頃からディベート文化が育つようにならないと変わらない気もします。
途中出てくるアニメの望月さんもカッコよかったです。
