暗闇の中の薔薇

今宵、212号室での暗闇の中の薔薇のレビュー・感想・評価

今宵、212号室で(2019年製作の映画)
2.8
希望と願望と想像と創作と思い出と懐古と邂逅の作品。

戯曲的、舞台的。
少し哲学的にも思えた。

ベッドに真っ黒な灰が降るシーンや人形と赤ん坊のシーンなど、演出も良い。

ラストを笑みで纏めるのが、心情を物語っている様でもあり、逃げでもある様な気がした。

元彼1人1人との思い出話やエピソードの回顧録では無く、こうした作品の在り方が単館作品っぽくて良い。