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きっと、またあえるのlinenのレビュー・感想・評価

きっと、またあえる(2019年製作の映画)
4.3
素直に面白い。オススメです。
メッセージ性はド・ストレートなのに、時代背景・設定・俳優さん・音楽・ストーリー等様々な面で彩り豊かに魅せてくれて、描写も丁寧。ラストの豪華なダンスシーン(先日のマツコの知らない世界にて弘前出身のダンサーのお姉さんの、ボリウッド映画話は興味深かった)とエンドロールまで十二分に楽しませてくれるボリウッド映画はお得感満載。
私はオープニング10分程でもうウルウル。

大学受験の挫折による絶望感満載の息子に、親がどう向かい合うか…自らの大学時代の寮生活での昔話を聞かせる形でコミカルにストーリーが展開していく。
自らを負け犬と称して試行錯誤だった寮生活の思い出を語る。受験失敗の絶望感と一緒⁉︎と思ったが、息子に何かしら伝わったならOK。仲間の力も借りて人生を語るのは尚良かった。絶望感の中にいる人を支えるって仕事より大事な事。自分の人生の優先順位大丈夫?インドでの行き過ぎる学歴偏重社会への風刺も感じられた。
H4の仲間キャラも個性豊かで観ていて愛着も生まれた。皆大学生と40代位を演じ、俳優さん達の実年齢より老けた姿は、若干面白違和感。頼れるアニキ、デレクの色気半端ない。小島聖さんのような凛としたマヤ役のシュラッダー・カプールさん、学園マドンナとして圧倒的な可愛らしさ。主人公アンニ役のスシャント・シン・ラージプートさんが亡くなられた事を思うとしんみり。才能溢れる方との事…春馬さんと重なる。

蛇足:負け犬=looser
から、海外ドラマ「glee」のオリジナル曲
「looser like me 」を、思い出しました。
懐かしい。大好きな曲です。
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