ジャケの段階で期待していた通り色彩、光が抜群に良い、あ〜これはサブスクでもなくレンタルでもなく大画面で観たかったなと。ブルーとオレンジの溶け合いそうで交わらないコントラストがあまりに綺麗で吸い込まれそうになる。
A24作品でいえばムーンライトに近い、A24らしく、A24独特の空気感とお洒落さ、ティーンにしかない儚さがすごい好きだなあ
大声で罵声浴びせ合ったりする場面はすごく苦手だけれど、ここまで直球に思いをぶつけられるのを少し羨ましく思ったりもする
A面の赤(タイラー)からB面の青(エミリー)へスウィッチする視点、更生することも許すことも分かり合うことも容易なことではないと耳元で囁かれ続けてるみたいでしんどかった、忌み嫌って拒絶することは簡単だけど、認め受け入れ関わり続けていくことってとても根気がいるし疲れるし難しい。けれど不可能ではない訳で、きっと不可欠な部分で、人間の醍醐味みたいなものなんじゃないかなあ
ちっちゃい間違い、ちっちゃい我慢、ちっちゃいすれ違いがどんどん大きくなって収拾がつかなくなってしまってこれ以上は下見えないよってくらい落ちてしまっても、良くも悪くも積み重ね、きっとちっちゃいきっかけで持ち直せることもある