カタパル

WAVES/ウェイブスのカタパルのレビュー・感想・評価

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)
4.0
最初の半分は「なんだ、クソおしゃれ映画か?これで家族の再生とかふざけんなよ?」と思いましたが、後半のチェンジ・オブ・ペースにやられました!

波(WAVES)とはなかなか秀逸なタイトルだと思いました。とても音楽的な意味で。そしてキリスト教的な意味で。

人生は寄せては返す波のよう。テーマは家族の再生と贖罪。とてもキリスト教的で、現代のアメリカらしい映画です。最後の音楽がレディオヘッドの"True Love Waits"で、これが全てを表しているんでしょうね。

真実の愛は待っている、ただ行かないで。

次に、画面サイズ。横長の画面からほぼ正方形の画面まで、画面サイズが状況の応じて変化します。広々とした気持ちになる横長画面と、息苦しい正方形画面。

最後にペース配分。物語は兄タイラーの第一部と妹エミリーの第二部に分かれています。兄タイラーの物語はハイスピード、妹エミリーの物語はゆっくりと進みます。アニマル・コレクティブとフランク・オーシャンは両方の物語に音楽が使われていますが、その音楽の使い方も対照的でした。