カウボーイと僕と惑星

WAVES/ウェイブスのカウボーイと僕と惑星のレビュー・感想・評価

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)
4.0
フランク・オーシャンがベースとなる作品世界に、トレイ・エドワード・シュルツ持ち前の重厚で繊細な人間描写と、メンタルヘルスやマスキュリズムが横行する。ナラティブの変遷が醸すミュージック・ビデオ的味わいや、ジャック・ドゥミを彷彿とさせるカラフルな色彩設計。カオティックですらある数々の要素が結合する瞬間は、なんと美しい2010年代ポップカルチャー絵巻なんだと何度も興奮してしまった。