優しいタッチの優しい話。(やっぱり重たい内容ではあるけど。)実話ベース。無理に音楽やセリフで、感動とか泣かせに来ないところが良い。演技力と画が物を言う作品だと思う。作り物じゃない、紛れもない本物を観させられる。号泣よりふとした時にツーっと涙が出るような作品。
序盤は正直登場人物の関係性がわかりづらい部分もあったし、時間が前後する時過去に戻る表記はされても現在に戻る表記がないのが戸惑った。でも終わる頃にはこの構成、このカット割、この音楽、この台詞がベストなんだと思えた。
どういう時に観たいかと言われると正直答えられないかも。でも辛い時に観たらリアルすぎて病んじゃうかもしれないので要注意(?)です。雰囲気的にはロードムービーを見ているような空気感でした。現実。画も俳優さんも素敵ではあるので気になった方は是非。
