このレビューはネタバレを含みます
敵が敵なので、厨二心をくすぐるガジェット作戦は前半に集中。その分身体を張ったアクション全開で、制作陣の意地と本気が伺える。
(恐らくデューンの撮影のために消された)レベッカ・ファーガソンが、物凄く古風な顔立ちをしている事にも今更気が付いた。役回りも含めて、まるでバコールを現代に甦らせたかの様。
プロットとは関係ないが、誰のアイデアなのか(笑)、またまたヒッチコックの『三十九夜』『見知らぬ乗客』あたりのオマージュが。デ・パルマの1作品目以来、ヒッチコックの影が付き纏うアクションシリーズというだけでなんだか愉快ではある。