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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのFilmarksのレビュー・感想・評価

4.4
トム・クルーズ・ユニバース
マーヴェリック続編きた
"But, not today." のtodayに直面

MIでもトップガンでも過去から逃れられず同じことを繰り返す。登場人物も作る側も観る側も。そしてそこでどう振る舞うか的なことがテーマになってる

今のところ、何があっても君の命は僕の命よりも優先する、的なことがその答えぽい

思えばこれはシリーズで一貫してた
キトリッジ再登場など過去作との繋がりも含め、MIでもトップガン同様時間を経たからこそ、同じことを継続してきたからこその作品になってた

冒頭ロシア潜水艦乗り、ロシア語訛の英語だったと思うがなぜ。今どきこういうとこはロシア語でいきそうなのに

いきなり核登場してて前作ラストなんて序の口だぜ感
結局スカだったけど

音楽といい雰囲気といいシリーズでいちばんシリアスだったけどいちばんお笑いもやってた

てか全編通して音の重低音重厚感だいぶすごかった気がする
テネットもすごかったな

あらゆるカースタントやりつくしてるからもう人に運転させたり手錠かけたりトムにデバフかけることくらいしかやることなくなっててわろた

イルサざんねんすぎる、、、

前後編に別れてて時間に余裕があるからか、前作よりだいぶストーリーについていきやすかった

敵味方観客の騙し騙されよりもテーマに重点おいてる感もある

もうアクションがすごいとかいう次元ではなくアクションをやること自体に意味がでてきてる
初期作品はおーすげーだったところがトップガン以降はアクションシーンが感動シーンになってる

延期に延期にを重ねたトップガンでは、AIに取って代わられ滅びゆくパイロットと、サブスクに取って代わられるどころかそれ以前にコロナ禍により滅びゆく映画館とが重なり、両方そんなもんしるかとぶっ飛ばすトムに感動した

今作も延期の結果、chatGPT登場によるAI脅威論真っ最中での公開となり、どんだけもってるんだトム

しかも公開直前にAI反対が理由の一つでもある俳優組合ストライキ

次回作でAIなんぞしるか!な「人間トム」に期待
勝ち負けとかでなく



『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は完璧な“AIパニックムービー”だ:映画レビュー
https://wired.jp/article/mission-impossible-dead-reckoning-is-the-perfect-ai-panic-movie/
「もちろん、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』の脚本は、何年も前に書かれたものだ。本作は当初、21年夏に公開される予定だったが、新型コロナウイルス感染症によって、制作スケジュールが狂ってしまった。
つまり、マッカリーと制作スタッフは、この映画の現在の公開日という絶好のタイミングにたまたま出くわしただけだ。本作は、米国が生成AI(Generative AI)の利点と危険性に夢中になり始めてからおよそ半年後に公開される。そして、民主党のチャック・シューマー(上院多数党院内総務)がAIの規制に向けて、連邦議会に大きく働きかけたわずか数週間後に公開されることになった。」


『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作の悪役は、AIだ!
https://www.gqjapan.jp/article/20230719-mission-impossible-7-villain/amp
「ハリウッドを救った存在として“映画の神さま”スティーヴン・スピルバーグの天命を受けたクルーズが、メディアの宿敵であり、人間の仕事を奪い、世界を滅ぼすデジタル悪魔のAIと戦う。筆者はそんなふうに本作を見てしまう。ハントは世界を滅ぼそうとするエンティティを憎むが、クルーズは人間の手によって作られる映画を脅かすAIを憎む。
監督と脚本をつとめるクリストファー・マッカリーが最新作の悪役としてAIを選んだのと、公開年の2023年にAIが急速に広まり、それに対する不安が増加しているというのは、もちろん偶然なのだが、あまりにもタイミングがいい。ハリウッドにおけるAIとの戦い、というメタファーを、どうしても本作に感じてしまうのだ。パンデミック後の世界において、映画界最後の大スターであり、スタントも自らこなすクルーズ以上に、AIとの闘いの最前線に立つのに相応しい人物はいないだろう。」


トム・クルーズ、ストライキ中の“矛盾”した行動で賛否 生成AI使用問題で沸くハリウッド、『ミッション:インポッシブル』はどうなる?
https://www.google.com/amp/s/realsound.jp/tech/2023/07/post-1381343.html/amp
「米脚本家組合(WGA)と合わせたダブルでのストライキは実に63年ぶりという異常事態だ。
 その歴史的な出来事の直前にトム・クルーズはコロナ禍以降の劇場の窮状を理由に、ストライキ中も映画の宣伝を行えるように組合に要請していたと「The Hollywood Reporter」は伝えている。」


But, not today.
https://youtu.be/kZ_mrryk0h8
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