ドイツ映画、法廷モノも見せて歴史ミステリー。ドイツ特有の歴史問題にスポットを当てた、勉強にもなる良作でした。原作は未読。
全体的にダークな色調で、淡々と進み、前半は進展のなさにもやもやしましたが、後半の巻き返しが半端ないです。
ドイツの法廷や、法制度、歴史に触れることができ、むしろ発見が多く、非常に興味深かった。
そして、この映画の評論を見るとこの作品の影響で、ドイツ政府でも歴史を見直すための委員会ができたということ。ドイツ本国では文字通り社会に影響を与えた作品になっている模様。文学が世の中を動かすってすごいことだ。
普段ドイツミステリー読んでますが、結構こうした歴史を見直すリアリスティックな作品が多く、素晴らしいことだなと思います。
主観ですが、日本だと比較的少数派な気がするんだよなぁ。。