このレビューはネタバレを含みます
私は尾崎が亡くなった後に生まれたけど、中学生の時は毎朝尾崎の曲を聴いて準備をしていたし、高校生の時にはお小遣いでライブDVDを買ったりするくらいファンです。
だからこそ尾崎豊が今どきの若者からは知られていない、みたいな描写は好きじゃなかった。尾崎に影響を受けてミュージシャンを目指す中高生をたくさん見たことがあるし、どのアーティストであっても知らない人はそりゃいると思うし…もっと尾崎をみんなに知ってほしいと思う気持ちはわかるけど、それでもあの描写は必要だったかな?と思う。
不自然に映像と音楽がブチブチ途切れるのも好みじゃなかった。少しくらいなら演出としてアリだと思うけど、これはちょっと途切れすぎてストレスに感じた。尾崎の映像自体が素晴らしいのだから、編集はもっとシンプルでいい。
でも彼の貴重な姿をたくさん観られたのは本当によかった。楽屋で「ビッグになります」と言ってる姿やインタビュー?映像で笑ってる姿とか見ると、尾崎もこういうところは10〜20代の一般男性と同じ顔するんだ、と思ってグッときた。
母と一緒に観たが、卒業のラスサビあたりで涙がポロポロ零れ落ちてきて、隣で母も号泣していたのが印象的だった。母はとくにファンというわけでもないけど、なぜか涙が止まらなかったと言っていた。