BOB

ベスト・キッド3/最後の挑戦のBOBのレビュー・感想・評価

2.9
カラテ・キッド3。ジョン・G・アヴィルドセン監督×ラルフ・マッチオ3部作完結編。

L.A.。破産したジョン・クリースが、ベトナム戦争同士の助けを借りて、ミヤギとダニエルに復讐を図る。

"Only root karate come from Miyagi. Just like bonsai choose own way grow because root strong, you choose own way do karate same reason."
"One day, you do own way."

3作目にして作品の質がガクッと落ちた。チープな作品でも楽しめるものと楽しめないものがあるが、本作は後者。なかなかしんどかった。

メインストーリーは"ミヤギがダニエルの自立を促す"なのだが、肝心のキャラクタードラマがお粗末。ブレないミヤギはまだ良いとして、"Cobra Kai Never Dies"なヴィランたちは色んな意味で酷いし、ダニエルも純粋で楽観的な青年を通り越してさすがに頭が悪いとしか思えなかったし、しっかり時間を割いた恋愛パートもメインストーリーにほとんど絡んでこない。

なんだかんだ言っても、ロックな音楽をフル活用したトレーニングモンタージュと、正義が勝つ!というラストにはテンションが上がってしまう。『ロッキー』方式は偉大である。

ラルフ・マッチオ。童顔だし声も高いので、とても28歳には見えない。

10代の女の子は、シュワちゃん主演の『コナン・ザ・グレート』とか観ないやろ。それとも、相当コアなボディビルファンか?笑

"If karate used defend honor, defend life, karate mean something. If karate used defend plastic metal trophy, karate no mean nothing."

108
BOB

BOB