『コブラ会』がとてつもなく面白いので並行して鑑賞。
ファンムービー感が強い2に対して、本作は正当な続編らしい展開で非常に好感を持てた。
師匠と弟子モノでは定番の主人公が暗黒面へ誘われる展開が見どころ。
テリーの狂気を宿した目が特に素晴らしかった。
勿体無いのは、戦うための正当な理由をいかに作るかの部分が弱いところ。
コブラ会陣営が再三再四、かなり無茶苦茶に襲撃してくるが全てが「ダニエルを出場させる」という動機だけで動いていると思うと、あまりの粘着にうすら怖さすら漂う現実味のなさがある。
ただ序盤にもジェームズボンドの敵役並みの雰囲気を漂わせる悪のカラテ軍団演出があり、本作は全体的に現実から一定の距離をとっていると思われるので作品としてのバランスがいいように思う。