まけいぬ

失くした体のまけいぬのレビュー・感想・評価

失くした体(2019年製作の映画)
3.0
こういう映画って難しいんですよねぇ。良い映画なのか、そうでも無い映画なのか……。めっちゃ難しい。


冒頭から冷蔵庫に入っていたハンドが飛び出して、ご主人の手に戻るというお話。

ハンドが繰り広げる大冒険は観てて凄かったし、楽しかった。
ただの手なのに、まるで1人の小人を映してるかのように動いて飽きない。
顔で表情を読み取らないといけないのに、何故か分かってしまう。


ハンドが目指しているの主人公。
主人公は幼い頃裕福な暮らしをしていたのに、車の事故で失ってしまい、愛想の悪い親戚に引き取られてしまう。

そこから全く人生が上手くいかない。
ピザ屋のバイトでは6回も遅刻して無料にさせてしまうし…。


そんな彼に恋が訪れます。ビビッと感じた女の子に会いに、不器用な方法で女の子を探します。


何故主人公が手を失うのか映画を観ていくにつれ分かっていきます。

ラストはどうなったのか、10人が観たら10通りの答えが返ってくると思います。
フランス映画って難しいんなって思います。

あっ、レオンもフランス映画か。そう思ったら全部難しいって訳じゃないな。


個人的にラストは結局ハンドは幻だったのかな?と思います。
もし、ハンドが主人公の元に戻ってしまったら挫折を乗り越えず、ラストの行動をしない。行動した事によって挫折を乗り越え成長する!
と思ってます。
まけいぬ

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