失くした体の作品情報・感想・評価

上映館(2館)

失くした体2019年製作の映画)

J'ai perdu mon corps/I Lost My Body

上映日:2019年11月22日

製作国:

上映時間:81分

ジャンル:

あらすじ

「失くした体」に投稿された感想・評価

よ、よかった〜〜
触覚で辿る記憶がひとり歩きして取り残される身体、
最後の、聴覚で記憶がオーバーラップするのすごかったな!!!!
盲目の男性がピアノを弾いているシーンで手が両親の事故が無ければあったかもしれない自分の未来を思い描いていて胸が締め付けられた。
あとどうして腕が切れてしまうのかわかるシーンハラハラした。
でもあまりハマらなかった。私にはロマンチックがわからないのかも
ナウフェルはガブリエルにとって1回インターフォン越しに話しただけの他人だし、そいつが自分の職場特定して叔父の家で働いてましたなんて怖すぎるでしょ…
やっぱりヒューマンドラマは苦手だ
すごい。手の記憶、それはすなわち人生。
身体の他の部位、例えば足で同じような表現ができないかと思ったけれど、手には及ばない。共創的に動く5本の指が魅せる表情。

ハエが効果的だった。それはまるで掴むことのできなかった過去であり、手からこぼれ落ちていく現在だ。
失った過去ではなく、これから掴むことのできる未来へと飛び出したナウフェル、後退りする手。

ガブリエルのキャクターも大好きだ。

何度も観たいし、子どもが大きくなったら必ず一緒に観る。
不思議なアニメだったがすごく良かった。
ア・ゴースト・ストーリーを思い起こすシーンが所々見受けられ、内容もシ的である。
ホラーな演出も個人的には良いポイント。

ラストがホントに「ア・ゴースト・ストーリー」的なんだよね。映画館へわざわざ観にいって良かっと思う。
心の内に語りかけてくるような繊細なストーリー。ピュアでミステリアスでほんの少しだけバイオレンスな感じ。甘辛MIXななんとも言えないアンニュイさ、、こういう雰囲気を作り出せるのって、フランス独特なのかな、、なんて思ったりする作品でした。とてもすき🖐🏾
フランス映画をもっと見たくなった。
じょー

じょーの感想・評価

3.8
街を彷徨う“右手”とピザ宅配屋の青年。2人(?)のシーンが交互に描かれ、終盤いろいろ腑に落ちる。落ちるけども、落ちない。不思議な余韻。映像美と独特な空気感と何とも言えない哀愁と。味わい深い一品でした。
切断された右手はどこを目指しているんだろう
度々現れる蝿は死をイメージさせる
不穏な雰囲気がずっと付きまとう

音楽が美しくもあり緊迫感を煽りもする

ナウフェル、不器用で不運な青年
でも素直で感性豊かな人物であるように思う
右手にはたくさんの思い出


ハラハラしつつ、何だか雰囲気の良い会話を聞いたり、音楽が美しかったり、、
そしてとにかくラストが好き!
めちゃくちゃ良い作品だと思います!!
軽くストーカーだけどな。
切断された手が 自分の身体を探す。

ちょい怖いけど 手があった過去と今を交錯する手の冒険。

今まで見た事ない感じのアニメ。
honobon

honobonの感想・評価

4.3
一人の青年と取り残された右手。

触れることでより濃く記憶を呼び起こす手の感触というアイディア。ヘッドホンから聴こえるそこで起こっているんだと空想させる再現力。
普段生活して当たり前のように接ししすぎて気付かない感情を生み出してくれる。

最初は冒頭の不気味さから始まりカタツムリのように手が缶を背負うシーンのコミカルさに戸惑い……不思議な作品であることは確か。

手の視点だったり、細かな動きは見どころの一つ。あと、青年と35階の住人も、青年と右手も。ハトもハエもネズミも。
そして、どこかAKIRAを思い出すような映像。

ラストは哀愁と希望を同時に味わえ、人間の喜びを貰える。
失くしたのは手ではなく、体なんですね!
ドストエフスキーの「外套・鼻」に通ずる世界観?
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