おそろしくはやい手刀

失くした体のおそろしくはやい手刀のレビュー・感想・評価

失くした体(2019年製作の映画)
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罪を握った「右手」の罪滅ぼし。

三つの時間軸を行き来する構成と、状況の作り方が優れていて飽きさせない。
実写でやると気になる諸問題(腐敗しないの?すごくグロい)もアニメならそれほど気にならないし、むしろユニークさが際立つ。

アニメの質感は3Dプラス手描きの質感。
フレームレートはわざと落としているのかな?

マイクを振った音は、手を振った時の音。
罪の意識にとらわれて、どうにもできなかった人生は、跳躍によって上書きされる。
面白かった。