なちここ

失くした体のなちここのレビュー・感想・評価

失くした体(2019年製作の映画)
3.3
青年の淡い恋心と自分の元に帰ろうとする右手。

繊細な作品。

時間の因果が特殊だから、気づいても理解は難しい。

右手にも自我と帰省本能があるのかな。結局誰にもそれと認識されず街の表情を巡って辿り着く。

右手を失った彼も、辿り着いた右手もそしてどうなったのかは分からないけど、彼女には恐らく無事が確信できたのかな。
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