伊緒

失くした体の伊緒のレビュー・感想・評価

失くした体(2019年製作の映画)
3.6
物語は手が切断されたところから始まる。切断された手はおぼつかないフラフラした足取りで歩き始め、持ち主だった"彼"を探す。

手だけのカットが半分ほど、あとは手が切断される前の記憶が蘇る。手が持ち主の元へ辿り着くまでの手から見える世界はすごくダイナミックで映像として非常に面白い。地下鉄のシーンや傘での飛行シーンは特にすごかった!

ただ全体的に暗く静かな作風なので好き嫌い分かれそう。



「運命を変えられるなんて幻想だと思うけど。何か異常なことをしない限り。そしたら変えられるかも。」
「既定路線を変え、何か別の行動を取り、行く先を変える。後悔しない方向へ。」
「運命から逸れた後は、その後も突き進む。盲目で進み、成功を祈る。」
伊緒

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