亜硝

失くした体の亜硝のネタバレレビュー・内容・結末

失くした体(2019年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

手が歩いてるのは面白い。病院からの脱出シーンは好きです。
ヤドカリみたいに缶を被ってるところとか。

それにしても主人公にイライラしっぱなしでダメでした
イグルー作ってみせるところクマのストラップ作って渡すところとか、最後の謎ジャンプ(マジでなに?)を録音して見せるところとか、女性へのアプローチがひたすら気持ち悪くて寒気がした。こういう入念に準備しておくタイプのサプライズで他人を喜ばせるって発想がそもそもすごく嫌いなんですよね……相手が困惑すること考えてない、独善的なところが……フラッシュモブとかもそうなんですけど。それで、最終的に女性の側が振り向くのも、ハーもう勝手にしろ……という気分になりました

他にも、普通にピザ配達で役に立たないのに態度悪いところとか、両親の死のきっかけまでお前にあんのか……と判明したときは流石に呆れかえりました。特にパーティで席取られて喧嘩腰でつっかかるところとか、性格まで悪いんかお前。と思ってもうかなり嫌いになりました。ただでさえ迷惑なキャラは善性を描写してようやく釣り合いが取れるというのに、ずっと利己的でセコい行動ばかりとるし態度も悪いので好感度が下がっていく一方でした。そのせいでだんだん顔までムカついてきてしまった。
似たようなビジュアルでも友達想いだから応援したくなるナポレオン・ダイナマイトを見習って欲しい。

手が切れるところも、ねちこ〜く描写してウゲーって感じだし、ひたすら悪趣味だな〜最悪。と思いました。いい話風にされても困ってしまった。ふつうにひどい出来だと思います……

単純に手くんの冒険にしてくれたら面白そうだったのになぁ。残念。
亜硝

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