設定、とてもいい...
背の丈を超える草。
一面緑で、風になびいている。
この絵面は、よく考えたらかなり不気味。
自然の脅威がじわじわと効いてくる。
しかし、ストーリーがいまいち。
個人的ピークは、ジャンプしてお互いの位置を確かめるところ。こういったシンプルな不思議さ、不気味さで最後まで組み立てて欲しかった。
ループや、カルト的な呪いなど、後半につれて色々な要素が出てくる。けれど、これらは表面的なものに過ぎず、いいスパイスにはならなかった。
草の不可思議な迷路というシンプルな不気味さを貫いたなら、記憶に残るような映画になっただろう。