意欲作なんだろうけど、好きじゃない感じだった、、

｢声をあげることは意外と簡単だよ、もう寝たふりしてる場合じゃないよ｣って言ってくれてたけど、この映画から2年半くらい経った今、香港では声をあげたらどんどん逮捕されるし、映画も検閲が入るようにされちゃったし、新聞社も潰されるくらいの恐ろしい現実があるわけで。

で、映画として見た時に、これが致命的なんだと思うけど、そもそも編集が良くない気がした。後で実はこうでしたよ〜って見せる手法をとったうえに、最後にもっかいまとめで箇条書きみたく提示するくらいならもっと分かりやすく小気味よくタネ明かしして欲しい。

香港のアプリのレビュー見てたら、Z世代が好きそうって書かれてた。私はミレニアル世代だから、それでこの映画の良さが分からなかったのか…？いや、そうじゃないよね。単純に物語の見せ方や登場人物が話しかけてくる感じ、そこまで驚くタネ明かしでないこと、諸々好みじゃなかっただけかも。でも今後、こういう趣旨の映画が撮れないかもしれない香港が本当に悲しい。

暗くなったから最後に嬉しかったこと。｢ン・シウヒン、イケメンだった｣って一緒に見に行った友達2人が言ってて、私は全然かっこいいとは思ってないけど笑、そういう風に思ってくれてなんか(何目線かもはや分からないが)嬉しかった笑 あと、マイケル・ウォンとかケネスのとっつぁんが出てるの知らなかったから、それはけっこう得した気分！

香港加油！

• #2021年香港インディペンデント映画祭

仕事で出遅れ、途中入場かつ少しうとうとしたけど、楽しめた。
誘拐物で、電話の前で時間稼ぎして逆探知できず、みたいな一幕、今どきないんだなあ。