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仮面病棟のメガメガのレビュー・感想・評価

仮面病棟(2020年製作の映画)
4.3
当直医として急遽、田所病院で勤務することになった速水のもとへ、ピエロの仮面を被った強盗犯が怪我を負った人質を連れて押し入ってくる。人質の治療を理由に、病院へ立て籠る犯人だが、実は別の狙いがあった、というお話です。
レビューでは賛否両論ありますが、僕的には劇中の緊迫感といい、ラストのどんでん返しといい、なかなか見応えがありました。
特に印象に残ったのは、作中の登場人物には共通して大切な人がおり、それぞれが自身の信条に基づいて行動していた、という点です。
ただし、大切な人を想っての行動であれ、憎しみに基づくもの・他人に危害を加えるものではあってはいけない。
「正義」という概念は人によって異なりますが、それでも超えてはいけないラインがある、ということを本作を観て実感しました。
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