終盤のたたみかけるような物語の展開に圧倒された。

〈あぁそうか、その人の存在を忘れていた。。。〉と気づかされる。しかもそれもまた後に一転する。
おばあさんは語っている。「社会では年寄りの死なんて野良犬の死と同じぐらいに扱われる」スゴイ伏線の張り方（笑）

ペンシルは全ての著作を自分を捨てたお母さんにささげてきた。そのお母さんが実は、、
だから自分にささげられたくだらない著作物の全巻を買って持っていたわけだ。
おばあさんは偽名を使っているので、ペンシルはそれに気づいていない。
お見事！

身体が思うように動かせないお年寄りに残されたものは知恵のみ。復讐を切っ掛けに全てを丸く収めてしまう策士なおばあちゃん。
いっそのことおばあちゃんが直接ライターになって書けばいいのに（笑）

と、感心、感動の中に、ハッピーエンドに終わる。

ストーリーの良さに、ただただ感心した。


なにはともあれインドの映画はレベルが高い。
インドの映画って放映時間が長いわりに、映画料金も安いんだって。だいたい1/5ぐらいなんだって。

日本での映画配給会社の利権がらみの料金体系にはいい加減でみんなも声をあげて怒るべきだと思う。経営で苦しむ映画館が過酷すぎる。