オーウェン

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男のオーウェンのレビュー・感想・評価

3.4
2021年に遂に日本でもテフロン加工のフライパンは使用禁止になった。
それはPFOAという物質が含まれているためであり、それを解明したロバート・ビロットの訴訟内容を描く映画。

懇願されて受けた依頼であったが、ビロットは与えられた資料に隠された毒性の恐怖。
それを解明していくとき、病気によって苦しむ動物や人間の犠牲が。

引き伸ばしにかかる企業に対し、ほぼ個人で訴訟に挑むため、周囲にはほとんど味方がおらず。

2時間近くあるが、この映画とにかく地味の一言に尽きる。
ひたすら資料に頭を悩ます絵面が多い。
マーク・ラファロがこの役に充てられたのは分かるし、妻のアン・ハサウェイがこんなに静かなのは初めてではないか。

アメリカは2019年公開で、こちらは2021年。
法律に合わせてというわけではないのだろうが、敢えて公開したのは意義があると思う。
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