BlouOut

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男のBlouOutのレビュー・感想・評価

3.5
ドント・ルック・アップは
アルマゲドン系映画の今日的な
優れたアップデートで唸りましたが、
今回も、1ジャンルの
今日的なアップデートと言えるかも。

同じテーマの
スカッと爽快な
エリン・ブロコビッチとは
だいぶ違って
今回の主人公はひたすら辛い。

ヒーロー的な
決定的な証拠見つけた展開とか
達成感あるカタルシス展開がほぼ無い。

淡々と延々、目の前の
仕事に地道に取り組む。

奥さんや上司は、味方なんだけど
終始優しくバックアップという
わけでも無い。。。

徐々に身体に疲れも溜まってくる。

特に終盤の、
検査の結果がいつ出るか予想も立たず
1日1日、、、ひたすら待ち、
それが、1年、2年、3年、4年、、、と
さらにひたすら待つのは、辛すぎる。。。

でも「長い間待たせてすみませんでした」
には、涙が出ましたけどね。

しかし、結果が出ても、
敵はひたすら先延ばしにするし。。。

さらに、この物質は、ほぼ全世界の人の
体内にあるらしいとか、、、

化学物質の殆どは、
人体に有害かどうかは
害が出ないとわからない。実は
殆どの化学物質が検証されてない風の
終わり方は、、、

薄々は感じていましたが、、、

人類が選んできた、
ほぼ全てのことは、見切り発車で、
仮に発覚しても、言い訳を探して
先送りにされている事ばかり
なんですねえ。

わかってしまった以上、
もう社会派エンタメで
スカッと爽快というのは
この先、無いかもしれませんね。。

もちろん、
よく出来た映画ではありますが。
BlouOut

BlouOut