ブルーノ

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男のブルーノのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

 映画冒頭、舞台は1975年のウェストバージニア州パーカーズバーグ。私有地の柵を軽々と乗り越え、3人の若者が夜のオハイオ川へと駆けてゆく。裸になって泳ぐ2人を水中から捉えたショットは、同年に公開されたスピルバーグ監督の『ジョーズ』を彷彿とさせるが、もちろんはサメは登場しない。本作における“怪物”は、水中から最後まで姿を現すことなく我々を恐怖に陥れる。地球上のほぼ全ての生物の血液中に潜み、決して退治できない“永遠の化学物質”、「PFOA」である。
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