カルメンは「悪女」で「ビッチ」って言う事しか知らなかったので興味をもって借りたのだが、なぜグレン・フォード演じるドン・ホセがカルメンに「完落ち」する場面が見せ場のフラメンコでないのか演出上の不満は残るものの、リタ・ヘイワースのカルメンっぷりに魅了されて観れた。
しかしTSUTAYA渋谷で借りたDVDはMADE IN KOREAの廉価版の恐ろしく珍妙なやつで、本編冒頭の字幕は訳がついておらず、編集もメタメタで、ジャンプはする酷いありさまで、それよりもマスターのプリントが悪いせいか褪色してしまっていて、登場人物の顔が全員つねに酔っぱらったみたいに真っ赤(画面が殆どピンク)で、もうヒドいのなんの。こーいうものが商品としてでまわっていることに驚きを禁じ得ないし、そんなものを仕入れている、クラシック映画をなめているとしかいえないCCCツタヤのくそ担当者にはマジにカルメンばりに唾を吐きかけてやりたい。
あ、Filmarks(つみき)ってTSUTAYA(CCC)と業務提携してんのねてへぺろ。