みおこし

カルメンのみおこしのレビュー・感想・評価

カルメン(1948年製作の映画)
3.3
言わずと知れたオペラの名作『カルメン』。名匠チャールズ・ヴィダーが、そんな有名な題材をリタ・ヘイワース主演で映像化したのが本作。知らなかったんですが、リタのお父様はスペインのご出身なんですね…!

スペインのアンダルシア地方へ赴任となった竜騎兵ドン・ホセ。ある日彼はたばこ工場で起きたいざこざを諫め、そこでジプシーの女カルメンと出会う。その妖艶な魅力に瞬く間に恋に落ちるが、実は彼女はホセの上官の愛人だった…。

とにかく色気ムンッムンなリタ様!!ミュージカルの心得もある方なので、フラメンコをセクシーに踊るシーンも登場するのですが、当時一世を風靡したのも納得の妖艶さでした。
相手役を務めたグレン・フォードも、本来はまじめな性格なのにカルメンの魅力にすっかり骨抜きになってしまうドン・ホセ役にぴったりで、まさに美男美女のスリルたっぷりな恋愛模様にドキドキ。(『ギルダ』と同じカップル!)
ただ、あまりに2人とも情熱的に演じすぎているからなのか、どのリアクションもオーバーに感じてしまいました…!キスシーンのたびに大げさな音楽がかかったり、言い合いのシーンも火花が飛び散りすぎて逆に笑ってしまったりと演出がちょっとレトロ過ぎるのが原因かも…?

リタ・ヘイワースの絶世の美女ぶりを堪能するにはぴったりの作品!
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