ベビーパウダー山崎

淫乱生保の女 肉体勧誘のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

淫乱生保の女 肉体勧誘(1997年製作の映画)
2.5
黒川幸則監督のデビュー作。居場所を失ったおっさんがひっそり抜くためにあるような惰性で量産されているポルノで終わらせてたまるか、俺は「映画」を撮っているんだ、というかかりすぎた意気込みは充分伝わってくるが、それが映画的であるかどうかと言われれば、まあ頑張っているけど、その頑張って映画に近づけようとしている姿勢がすでにダサいよねとしか言いようがないわけで、そのどこかオタク的な幼稚さ、内輪受けの映画ごっこではポルノに「映画」を刻むことなど到底できないのではないかと思った。