【みゅーのレビュー】
2021/01/31 22:42
TIFF2019の時に他の方のレビューを読んで気になっていた作品。
やっと日本公開、嬉しい。
両親を亡くしたクリスが、酪農を手伝いながら叔父さんと暮らしているお話。
始まってからしばらくの間は、ほぼ言葉を発さず、淡々と毎日のルーティンをこなしている様子が描かれる。
サイレント映画だっけ?と思うほどで、獣医が出てきたところで本格的に会話らしい会話が始まり、物語が少しずつ動いていく。
エサを狙っている猫が可愛かったり、飛び跳ねる牛が可愛かったり、動物に癒される。
ジャケにもあるような、空や自然も心地よい。
デートについてきちゃう(ついてきてもらった?)叔父さん。
マイクの戸惑いは思わず笑ってしまったけど、本人は相当まいっただろうな。
ラスト、唐突なエンドロールに、「本当に終わり?」と思ってしまった。
この先クリスはどんな人生を歩んでいくのか、それは描かれない。
無音のエンドロールの中で、色々ぐるぐろ考えてしまった。
クリス役の女優さんと叔父さん(演技初)は本当の叔父と姪っ子。
女優さんは元獣医。
農場は本当に叔父さんの。
だから、世話をするシーンとかとても自然だったのかな。
とりあえず、ヌテラ塗ってパン食べてみたい。