わたしの叔父さんの作品情報・感想・評価・動画配信

「わたしの叔父さん」に投稿された感想・評価

淡々と静かに進む綺麗なデンマーク映画
身体が不自由な叔父がクリスの自由を奪ってしまってるように見えるが、見方を変えればクリスが叔父の自由を奪い叔父を支配しているようにも見える、、、、 奇妙な相互依存
静かに‥美しい風景‥映画館で見たらもっと感動だろうねと‥淡々と変わらない日常🐄変化の兆し~くすっと笑い、はらはらし、優しさがつらくきつい‥おじさんと姪という関係が絶妙~ラストは何を表すのだろう‥父の胡座の上で眠る吾子‥初育児で疲れてる子ら‥幸せな事情で3日かけて鑑賞♪心に残る素敵な作品でした💞
Nancy

Nancyの感想・評価

3.9

穏やかな自然に、
豊かではないが
それなりに充実した日々

デンマークの農村を舞台に
衰退していく農業事情と
細々と暮らす二人の姿が美しい

若さに感けることなく働くクリスの
ふと立ち止まり表情を殺す数秒間
感慨深いシーンに心揺れる

かと言って二人の暮らしは
暗い訳ではなく、子と親のように
互いを助け、後押しし合う
愛情のような描写もあり
素晴らしい関係性です。
海

海の感想・評価

-
からっぽの心だから、あなただけが満ちていく。それがかなしいこととか、さみしいこととか、足りていないとか、たえまないはずの欲望とか、かわき、わたしが目をそらしている本当のわたしのすがたとか、誰の言葉もすい込めないこの心はそれでも時には苛立ち、きまって暫く経つとひたと風はやみ、静まる。自分のための人生っていうのは理想でしょ、と言ったのは、久しぶりに会った友達だった。淋しいのに変わりはないでしょ。本当はいつも人より優れていたいし、優越していたいのに。早く結婚して家庭を持ちたい。そうはっきり言う彼女を見ながら、こんな子だったっけ、とすごく遠い、名前も知らない相手みたいに感じた。わたしはこの子にとって、一生見下せる存在なんだろうかと、埃の浮かんだコップの中身を眺めながら思った。もう会うことはないかもしれない。けれどそうさせてるのはたぶん彼女でもわたしでもない。この子がわたしの言う理想や夢をもしも肯定したとして、それが本心じゃないのはすぐ見破ってしまうだろうし、わたしの思う正しさを、誰かに理解されることがたぶんわたしは、おそろしいのだとも思う。変わったねと言うと、大人になったんだよと笑ってみせる顔は、寂しげに見えたよ。午後、喫茶店の中は気持ち悪いほど静かだった。怒りも嫉妬も、焦りさえなく、そのことに、ほんのすこし焦るんだよね。今までも、何回もこんな日があったけど、何回でも、どうしたらいいのかわからなくなる。さみしさはときどき、漠然としすぎていて、夜の個室じゃなく、昼の街中みたいな温度であらわれる。だからすぐには気づけない。落としてきた感情と、知ってしまった感情について考える。時間の流れるのも忘れて仕事をしているとき、高速道路を走る車や遠くのホテルの灯りを見ているとき、肌寒くて、冬がきたのを知るとき、わたしには思い出す日があって、思い出すひとが居て、本気で、本心で、帰りたいとおもう場所がある。好きなように動けばいいのにと、誰よりもわたしが一番わたしに言いたい。心から望むことと、そのために何もかもを捨ててゆくことが違うのは、どうしてだろう。わたしがしたいことと、わたしができることは、どうしていつも違うんだろう。つながりそうなものが、つながらないことばかり。それをわかってるの。となりで赤信号を見つめている、そのひとを見ながら、わたしが行きたいと言えば、彼はどこへでも連れていってくれるだろうと思った。そういうところが、死ぬほど好きだったし、死ぬほど怖くてたまらなかった。言葉で言い表せるとしても、言葉にしたら終わるいろんなもの。かたちに残すべきじゃないもの。なぜここにいるの?わたしが、あなたが、選んだ場所だからでしょ。優越感も、数字で表せる幸福感も、いらないんだ、もう。あなたを連れていけるのは、そんなくだらないものなんかじゃない。わたしがここにいるということ、その退屈に、苦しみに、ほかの誰よりもわたしが浸っていて、自分の唇からこぼれる言葉の意味も、建前も本音も、自分が一番理解しているから痛む。誰かのつくった言葉で、息が詰まるほど便利なばかりの言葉で、言いくるめてしまえば、いままでのすべてが、きっと簡単に終わる
QvQ

QvQの感想・評価

3.8
あー〜、もう〜、う〜ん、そうかぁ〜、いやー…。

頭の中でこんなのがグルグル。
静かすぎるドラマだけど、登場人物ひとりひとりの想いがじわじわきて、胸がぎゅっとなったままラストまで画面に見入ってしまうような話でした。

献身なのか、恐れなのか、クリスの胸の内は複雑でおもんばかるのはかなり困難。叔父にしても、獣医のヨハネスにしても、踏み込めそうで踏み込めない。穏やかな暮らしへの愛着もあるのだろうか。生い立ちや環境がそうさせているのだろうか。普通の女の子(私のまわりにいるような)のようでそうじゃない。クリスは、今後、どうなってしまうのか。そういう含みを持たせたままのラストに憎らしいほど心を掴まれました。

北欧系の映画はたくさん観てきたけど、この映画はまたこれまでにない引き込まれ方で感心しました。この静けさ。…の中の複雑さ。いやあ、なかなかの作品。たまにこんな作品とスコンと出会えちゃうから、映画って楽しい。
青鈴

青鈴の感想・評価

3.5
クリスには叔父しかいないからなのか、常に頭に叔父さんのことがよぎって恋人との食事に映画にも3人の異様な光景。どれも大切にしていきたいけど自然とどちらかを手放さなければならない生活。クリスの葛藤に誰も責められない気持ちがとても複雑だった
PARLIAMENT

PARLIAMENTの感想・評価

4.5
2021 424

クリスの心の葛藤が巧く描かれる。叔父さんをはじめ、人々の優しさが染みる。叔父さんはクリスに好きな事やってほしい、幸せになってほしいと思っても、クリスにとっては恩人である叔父さんの側に居るのが一番。一度きりの人生、自分が良いと思う道を進めばいいと思う。
hisauk

hisaukの感想・評価

3.8
デンマークの酪農農家であるクリスと叔父さんの日常が描かれている。
台詞も少なく、とても静かな映画。

その静かさの中に脳梗塞で不自由だが何とか動ける叔父さんを27歳のクリスが身の回りの世話、決して休むことの出来ない牛達の世話をする。

自分の夢を捨て、両親を亡くしたクリスを育ててくれた叔父さんを小さな事だけど、とても優しく大切にする彼女を愛おしく感じた。
言葉少ないいくつかのシーンでその優しさが見れる。

焦ったいと思う人もいるかもしれない。
確かにちょっと不思議なシーンも出てくる。
デートでは考えられない😳
そのデートの前に叔父さんは彼女への細やかな優しさも見せる。

大変な毎日の中にあたたかさと、心の豊かさを感じた。

でも、クリスには女性としての幸せも掴んで欲しいと。
頑なになりすぎず。

デンマークでは小規模の農家を廃止しようとする動きがあるらしい。

こう言ったことも社会問題として提示されているのかと思った。
なんとも言えない気持ちになった。
主人公の女性が客観的には気難しくて、でも彼女の気持ちも分かる気がして。
kirichi

kirichiの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

叔父の寝たふりがかわいらしくて
声を出してくすくすと笑ってしまった。

寝たふり ひとつで姪を思う心情が伝わる
あたたかいシーンでした。

“行って悪いことはないさ”

その後のお買い物から、
なんだか 心をうたれるような、
涙です。

『叔父よ』
のあとの沈黙からのレストランシーンに
またまた声を出してわらった。

誕生日プレゼントに泣いた。
>|

あなたにおすすめの記事