北欧デンマークの田舎のお話
最初は会話もなく、地味な女の子と少し麻痺のある叔父さんの生活が淡々と映しだされる
定点で撮る画面を観ていても、床から天井まで薄汚れた牛舎や質素で彩りのない生活がどことなく陰鬱な感じで過ぎる
だけど中盤から彼女が叔父さんをとても愛おしく感じているシーンがそこかしらに映しだされる
今時の若い人とは違う振る舞いが彼女の生い立ちを物語っている
抑揚はなくホント淡々と進む毎日に一筋も二筋も光は差すのだけれど、彼女も戸惑い飛び込む事もできない
今までずっと二人で生きてきたんだもの
心の拠り所としてお互い想い合ってるのが凄く理解できる
第三者からすれば救い出したい気持ちもわかる
心情が見事に映しだされて
ほっこりしたり、クスッとしたり、
ええ〜っとなったり
これからも二人で暮らしていきながら
時々何かが起こるんだろうなぁ