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タイトル、拒絶のkuのレビュー・感想・評価

タイトル、拒絶(2019年製作の映画)
3.8
自分には分からない世界。

内容は、雑居ビルにあるデリヘルの事務所で、世話係としてデリヘル嬢たちから次々とぶつけられる不満や要望に対応するカノウ。忙しく働きながらも彼女は、その場の空気を一変させる華やかさを持つ店一番の人気デリヘル嬢マヒルと自分を比べていた。ある日、若くてモデルのようなスタイルの女性が入店してくる。それを機に、デリヘル嬢の人気の序列が変わり、店内の人間関係やそれぞれが抱える人生の背景が大きく変わっていく......というもの。

これがリアルなのかはさておき、わたしには分からないデリヘル嬢の本音、悩み、葛藤などが見えて結構面白かったです。また、デリヘル嬢の個性も強く、みんなそれぞれ闇を抱えてそうなのでどんな展開になるか予想がつきませんでした😌

正規の仕事ではないと考える人も多く、職による差別も受けやすいデリヘル嬢。わたしもリアルでは関わったことないですが、こういう、普段生活してたら絶対分からないであろう世界の内情を知れるというのも映画の醍醐味ですよね☺️

ラストの無理矢理な展開はあまり刺さりませんでしたが、1対1で会話をする何気ないシーンは個人的に楽しめました。ただ、この題材を取り扱う作品の割にはあまり刺激的なシーンは無いので、そういったシーンを目的に見た人には物足りないかもですね🤔
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