アラシサン弐

タイトル、拒絶のアラシサン弐のレビュー・感想・評価

タイトル、拒絶(2019年製作の映画)
3.6
物凄い生命力なのに死の香りがする。
あんな「痛み」を内包してる笑顔を見たこと無い‥。

男女の価値観やモラリティを訴えてくるというよりも、抱え込んでるものとの付き合い方を色んな視点で見せてくるような作品だなと思った。
腹に隠してるものを拒絶するのも受け入れるのも人それぞれで、それを抱えるのも爆発させるのも人それぞれだけど、底辺と呼ばれるような環境では、それらが許されると同時に卑下に扱われることだってある。
喧嘩シーンのカオスは、そんな抱え込み方の違いで刺し合うような、危なげない本能に満ち溢れてた。

伊藤沙莉さんが最高なんだけど般若も最高すぎる。
これ以上無いくらいクズ男がはまり役。
アラシサン弐

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