Naoya

テイクオーバーゾーンのNaoyaのレビュー・感想・評価

テイクオーバーゾーン(2019年製作の映画)
2.3
14歳の少女は、親の離婚で弟と引き離され、父と慎ましく暮らしていた。ヒューマンドラマ作。複雑な家庭環境から、さらに複雑な学校の環境から、強くなろうとする彼女、そして、その環境におかれた彼女だからこその弱さも現れており印象的。等身大な姿だからこそ、リアリティが凄まじい。家庭での親子の関係、弟との絆、学校での友情や、部活である陸上部との関係と、彼女の人生模様が一つ一つ丁寧に描かれ、家庭と学校という二つの環境においても無駄がない作り込みで、印象的で良いドラマが生まれてます。主人公以上に、主人公の同級生の作り込みも良い。ワンショットで撮られた場面もあり、持ってきどころも素晴らしい演出。
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