れいわ新選組に所属する10名の候補者が挑んだ令和元年夏の参院選挙を描く原一夫監督作品。
…正直、原監督がれいわ新撰組の映画を作ると知った時には何だかなぁという気分になってしまいました。
というのもポピュリズム的であるれいわ新撰組の盛り上がりに対して個人的にあまり好感が持てていなかったこと。
また、政党のドキュメンタリーなんてTheプロパガンダ的なものを原監督が作るのは嫌だなと思ったからです。
しかし、実際に見てみるとこの映画は“れいわ新撰組”というよりも、候補者の一人である東京大学教授・安冨歩さんにフォーカスが当てられた作品になっており、イチ個人のドキュメンタリー映画として見ることができました。
4時間を超える長尺ですが、そこはさすが原監督。
随所に盛り上がるポイント（れいわ祭りでのカッコいい演出、安富さんの地元の話などなど）があり飽きずに楽しめましたね。
ただ一貫して山本太郎さんのコメントがなかったのは何故？
う～ん、しかしれいわ新撰組。
大西つねきさんの除名、野原善正さんの脱退…と明らかにこの映画の時のような熱気はなくなってしまった気がします。
今後どうなるんだろう。
