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ラ・ジュテのkurtのレビュー・感想・評価

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)
3.6
第三次世界大戦後の荒廃した世界。
人類の滅亡を防ぐ為、過去や未来に捕虜を送り込んで救済を求める話。

「12モンキーズ」の元ネタと言われていて、モノクロの静止画とナレーション、不穏な音楽、音響のみで展開する変わり種の短編SF。(フォトロマンと言うらしい。)

短い時間ながらストーリーがしっかりしているし、独特な雰囲気も相まって、思わず見入ってしまった。 12モンキーズね。なるほど。
余韻の残るような切ない終わり方も良かった。

ずっと静止画なのに一瞬動きを入れる演出が素晴らしかったなー。めちゃくちゃ印象的。

古い作品ながら凄く斬新に感じる、他に類を見ない作りなので、12モンキーズや似た作品を好きな人は一見の価値のある作品だと思います。
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