ラ・ジュテの作品情報・感想・評価

「ラ・ジュテ」に投稿された感想・評価

大学の講義にて。

12モンキーズの元ネタとなった60年代フランスの異色短編SF映画。
この映画は映像ではなく、一枚一枚の写真により映画は進む。
しかし、なぜだろう。
映像よりも写真の方が"リアルさ"が強くなり、映画の濃厚さが増す。良き映画に出会えた。
青猫

青猫の感想・評価

3.8
英語・字幕なしで観た後にあらすじを追うといういびつな方法で鑑賞しました。(点数は一応参考外としてほしいです。)

モノクロ写真を連続して映し出すフォトロマンという手法の映画。SF映画ながらも、タイムリープは意識の中で行われるため未来的なガジェット類などは一切ありません。

「12モンキーズ」がオマージュをささげた空港のシーン等で知られる脚本ですが、2018年の今読んでも素晴らしいです。始まりのシーンがだんだん帰結していくというのは今ではよく見る手法になっていますが、こんなに無駄がなく話の収まりがいいものは中々ない気がします。

緊張感を生み出している音楽も素晴らしいです。いつかちゃんと日本語字幕で観たいなあと思っています。
Kalina

Kalinaの感想・評価

5.0
動画じゃない映画、その中に一瞬だけ入る動画にドキっとせざるを得ない。
28分間という短い時間の中にこれだけの壮大なストーリーを描けたのは、この形式ならではなのだろう。

この表現形式にはここ数年で1番感動させられた。
今後私が何かを制作していく上で、この映画は大きなヒントを与えてくれた。

しかし、あの瞬きのシーンにはたっぷりとした愛情を感じられて
夢にまで出てきた。

また観たい。
『パプリカ』の終盤の展開で未だにレビューしていなかったことを思い出したけどやっぱり未だレビューする気にはなれないな
ka28mar

ka28marの感想・評価

2.9
ヌーベルバーグと言っても、動画ぢゃない映画に驚いた記憶w
今回改めて見つけたのでしっかり見た。
モノクロームでけっして美しくないカットの中”記憶の女”の愛おしいこと。
記憶>夢 妄想
想像力>時間旅行 SF>ラブストーリー

画像>記憶>画像
[R_SF]
父の映画レッスンにて。凄く印象に残ってる映画。12モンキーズの原作だって!
ちろる

ちろるの感想・評価

4.3
なんかすごく好きな作品。
第三次世界大戦を通過した後の未来。
体温を感じられる過去と排他的で冷たい未来を舞台にしたとてもシンプルだけど、ぞっとする残酷なSFラブストーリー。

写真だけをコマ送りするようにして語られる新しい映像体験。
私たちの記憶はこんな風には映像の断片で出来ていて、その断片の一つ一つに当て書きをするかのように思い出す度に変化していく。

まるて映画と写真展の合間のような作品で、この写真と写真の間に紡ぐ行間は私たちが作り出すのだ。
モノクロの写真で映し出される未来は、単なるSFファンタジーとしてではなく、まるですでに通過した過去の映像のように脳裏に刻まれて、あたかも自分が時空の歪みの中に存在するかのように錯覚してしまう。
心に刻まれて離れない女性の面影は実在する恋人なのか、それとも度重なる苦痛の挙句に出来上がった虚像なのか・・・
少ない情報量の中で映画と一体化しながら主人公の謎を解いていくようなミステリー

本物のこども
本物の鳥
本物の猫
男に過去を旅させる。
そして過去と未来のない瞬間が、なによりと幸せだと知る。

死と隣り合わせの絶望的な現実と永遠に埋もれていたい過去の空想の世界。

突然どこからかきたかもわからない男とデートを重ねる彼女側の笑顔はとても無邪気で美しくてあのシーンだけはいつまでも見ていたい。
chicoyacco

chicoyaccoの感想・評価

4.0
アルファビルと同じく、ヌーヴェルヴァーグ未来もの。
写真をスライドしていくモノローグではあるが、写真とあの退廃的な雰囲気にのまれて最後まで見させてしまう。
終わったあとのなんとも言えない、せつない感じは、フランスならではですな。
なんとも寝てしまう雰囲気満載なので、洗濯ものをたたみながら見るのにおすすめ!
緊張感がすんごい
心臓の音と一緒に自分の心臓も早くなってく感じ
規制厨

規制厨の感想・評価

4.5
映画の歴史を考える上で重要な古典的作品と思って視聴したが、予想以上に面白い
夢に現れる女性の造形とラストの表情が特によかった
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