ラ・ジュテの作品情報・感想・評価

「ラ・ジュテ」に投稿された感想・評価

これは記憶だ!と興奮した!
何度か眠くはなったけれど。

ぼくの記憶も静止している絵のつながり、思い出せてもやっとまばたきばかり。

ザックリだけど物語も切なさを抜きにしてただあなたに会いたい事が世界を救う事に繋がる。
制作年から見てもこの作品の影響はきっと計り知れない。

こんなアプローチがあるのか、、。すごい、映画の可能性を感じた。と62年の映画を観て思う。
Dan

Danの感想・評価

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二回観て二回とも寝てしまったが、こんな映画があるのかと衝撃を受けた。
映像だとフィクションだと認識できるのに写真だと事実だと思ってしまうのは何故だろう。
送迎台の上の彼女が初めて映し出されるとき、静止画の彼女が動き出さないということがありえん切なかった。
すごっ!!! 次々と切り替わるモノクロ写真にナレーションがのる手法、ウィキによると「フォトロマン」と言うらしい。たしかに現代の映画のなかでも部分的に使われてるような気がするけど、全編それっていうのははじめて見た。ともすれば下らないネット広告にでもなってしまいそうな手法だけど、写真のセンスの良さ、突拍子もない物語、そしてモノクロであることによって成立していた。中盤にちょっとだけ差し込まれる映像部分もほんとうに美しい。えらくグッとくる映画だった。
なにより、僕にとっては斬新だった。昔の作品がある種の斬新さをもって僕らの前にあらわれることがたまにある。グリフィスの『散り行く花』(1919!)なんかもそうですね。たまにそういうことがあるから、昔の作品を観るのはやめられないね…
khr

khrの感想・評価

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授業で観たことをなんとなく思い出したがあれはなんの授業だったのか…… 過去が思い出せない
久方ぶりに観たが、やはり斬新で鮮烈!1962年作品とは思えない新しさ。「12モンキーズ」も面白いが、この作品あったからこそと考えると感慨はより深く。ナレーションもスコアもいい感じで絡んでくる。静止画の美学だ!そして何と言ってもあのシーンには心動かされる。‬
IMDBでリリースの年月日を確認すれば1962年2月16日とある。

同じ年の10月16日〜28日、世界は核兵器による最終戦争の危機に直面している。キューバ危機だ。

戦争の傷がまだ癒えない時代、未来への希望を持ちながら、人々がうっすらと感じていた万が一の最終戦争の恐怖が、まさに現実のものになりかかっていた、その直前の空気を『ラ・ジュテ』は今に伝えてくれている。

それは『甘い生活』でシュタイナーが我が子らを道連れにして旅だったときの空気と同じであり、マルチェッロが背を向けた死んだ怪魚の眼のように、ぼくらを背後から追いかけてくる。

しかし、今のぼくらに決定的に欠けているのは、そんな空気にゾッとする感覚であり、死者たちが過去から送ってよこす眼差しに痛みを感じる感受性なのだ。だからこそ、この映像を前に際立つのは、あまりにも愚鈍に堕したぼくらの蒙昧ということなのではないのだろうか?
いろんなストーリーの元になるだけのことはあって

気持ちよく眠たくなる、いい映画だった。

ちょいちょい描写が少し怖い。
怖良い。

あなたがそこにいた時、私はあなたから見て、そこにいたのに。
TaiRa

TaiRaの感想・評価

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『12モンキーズ』の原案として有名かな。他にも色んなものに影響与えてる。

静止画のモンタージュで構成されたスライドショー映画。「フォトロマン」というらしい。第三次世界大戦と荒廃したパリ、地上の支配者と地下のレジスタンス、時空移動による救済。時空移動をするには、その負担に耐えうる想像力が必要というのがテリー・ギリアムに通ずる点か。想像力が世界を救う。過去に戻った男は少年時代に出会った女に再会。既に死んだ女を愛するという意味で『めまい』的とも言える。あと『ミッション:8ミニッツ』にも繋がる。未来からやって来た男と女の関係なんて『ターミネーター』にそのまま引き継がれてる。他にも『アルファヴィル』や『マトリックス』や『インセプション』など挙げたらキリがない。静止画だけで映画になるかという実験としても面白い。画だけで見せるという意味ではアニメ的かとも思ったがアニメは動きの快楽こそが本質だし、でも枚数の少ないアニメとは近いかもなどと考えたり。モンタージュこそが映画だとすれば純然たる映画だよな。それにクライマックスのシークエンスなど観れば画を並べただけとは言えない躍動感が確かに演出されている。映画とは何だろうと考えるのに面白い教材かもしれないな。押井守がこれ好きなのも納得。

ビートルズのセカンドアルバムのジャケット写真、今作の未来人登場場面が元ネタかな。それともアストリット・キルヒヘアの方が先?
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