こづみっく

約束のネバーランドのこづみっくのレビュー・感想・評価

約束のネバーランド(2020年製作の映画)
3.3
週刊少年ジャンプというよりスクエアとか別冊で取り扱いそうな面白いストーリー展開かつ巧い画力で週刊連載をやってのける異例ジャンルとして、連載当時から本作専門の考察好きがいるくらい細かい謎と伏線が描写されている人気漫画が原作。
アニメにもなっている人気作がスピンオフとして、アニメ映画用のストーリーが作成されるとは考えにくいため、原作通りの物語展開をそのまま映画にして、売れている本作でもう一稼ぎしたいと実写化に踏み切ったのだろうがやはり案の定ではあった。。

邦画作品の劇場番宣で実写化で放映されることは知っていたが、原作厨ではないにわかファン(わたくし)でも期待を下回ることはあっても上回ることはないと判断して見送った記憶。観る側ファン層の考えや想いなんてすぐ分析すりゃ分かるだろうに興行収入を得るためにはある程度売れればそれでいいのか?と感じざるを得ないのが偉そうに何を言っているのかと言われてしまいそうだが、浜辺美波ちゃんと北川景子がどうしても観たい方、子ども(子役)がたくさん出る作品が好きな方、渡辺直美の役がハマっているところを観たい方にはオススメです。

IQの高い子どもの脳が美味って発想は怖いものの、クローズされた世界でご馳走としてIQ高い三人組をとっておいた結果、大人や魔物を出し抜いて立ち向かい、自分より弱い立場の子ども達までも救おうとするエマちゃんは女の子ですがジャンプ少年誌の主人公に匹敵するかっこいいヒーローでありリーダーなので、英雄に女も男も関係ないところが本作の最も気に入ってるところ。