シングルマザーの宇宙飛行士であるサラと一人娘との物語。
宇宙飛行士の物語として描かれているが、子育てと自分の夢を追うことの両立を主軸として描かれているので、仕事を持つ女性の作品として捉えることができる。
キャリア形成の上で子供を持つ男女の非対称性や、女性に対する無自覚な偏見を描きつつ、周りの人の協力を得ながら娘との関係と自分自身の夢に全力で邁進する姿が強く印象に残った。
ストイックな訓練風景や、メンタリティにフォーカスした展開なので、宇宙飛行士を取り扱った作品の中ではとても静かな映画になっている。
ラストは実際にはそんなことしちゃ絶対にダメでしょと思ってしまうけど、映像はとても美しかった。
柔らかな印象のエヴァ・グリーンも良かった。
