ごまだんご

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのごまだんごのレビュー・感想・評価

4.9
⚠️自分語り中心です。
映画の感想というよりも試写会の感想です。
まず、僕はスパイダーマン作品を昔から追っていたって訳ではなく、MCUのトムホスパイディだけリアルタイムで追っていた新参ファンです。勿論過去作は全部見ましたが、それも去年一気に見たって感じです。
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2022/1/6
史上最高のスパイダーマン映画でした。本当にこれまでの集大成の作品ですね。今回運よく前夜祭に参加させていただき、一足先に鑑賞してきたんですが、本当に行って良かったです。いやね、実は行くかどうか直前まで迷ってたんですよ。僕住んでるのが埼玉県で、会場は六本木ヒルズのTOHOシネマズで。遠いんですよね。乗り換えもめんどくさいし。外は大雪で寒いし、警報も出てたしで、僕見に行けても無事帰ってこれるのかなって心配でした。複雑な乗り換えをこなし、現地に着いてからも苦労してね。六本木なんて殆ど行くことないから映画館の場所が全然わかんなくて。グーグルマップで見た場所に行っても入り口ないし、足は靴下まで濡れるし、お気に入りのバッグはびしょびしょだし、誰もいない場所ですっころぶし。って感じでヒルズの周りを一人で1時間くらいぐるぐるしてました。豪雪の中。地獄でしたね、ええ。何度帰ってやろうかと思ったか。
でも、やっとの思いで会場についたらそこには“スパイダーマン”という作品に本気で向き合っている戦士たちが集っていて。なんだか僕と熱量が全然違います。四千頭身の後藤と松岡修造くらい熱量が違います。皆服装にマーベルやスパイダーマンを連想させるアイテムを身につけてたりして。こんなクソ寒いのに全身タイツ蜘蛛男のコスプレしてる人もいるし。僕なんてよくわからん民族衣装みたいなアウター着てったんだぞ。なんか一気に、あ、とんでもないイベントに来たんだなって思ったんです。凄い会場に招待されたんだなって。感謝しなきゃだなって。
それからは全力で楽しんで、気づいたら上映終わってました。本当にあっという間でした。それはこの作品が最高に面白かったってのも一つなんですが、とにかく話のテンポが良かったんだと思います。説明や場面転換のシーンはサクサク進んで、心情表現や大切なセリフに時間をたっぷり使っている。だから本当心に沁みる作品でした。スパイダーマンってヒューマンドラマであり、恋愛映画なんだなって。あと、笑えるシーンも多かった。さすがトムホスパイダーマン。予告を見る感じだと、作品を通してシリアスな物語が続くのかと思ってたんですが、そうでもないです。とてもバランスが良い。勿論、アクションも史上最高です。多くの登場キャラクターが入り乱れる戦いは必見です。ちょっと画面が暗いかなーって思ったんですがそこをエレクトロが照らしてくれたりして。あ、エレクトロは予告で出てたから名前出してもいいですよね?(笑)過去のスパイダーマン映画の中で間違いなくトップクラスの素晴らしい戦闘シーンの数々でした。もう頭がパニックでパンクしますよ。絶対に一度の鑑賞では全てを見きれません。情報の大洪水です。
あと、これは試写会特有の現象だと思うんですが、会場の一体感が最高でした。ファンにしか分からないような小ネタのシーンで一斉に笑ったり、泣いたり。あるシーンでは、大きな大きな拍手が起きたり。この感覚は通常の上映では体験できなかったんじゃないかって。運が良かったです。そして、みんなで映画を見るという感覚。これこそが映画館で映画を見る意義であり、楽しさなんだなって改めて実感しました。これから鑑賞する人はファンが集う、公開してから早い時期に見に行くことをお勧めしますよ。
この映画を語りすぎると地雷を踏んでしまいそうなので、これくらいにしておきます。
あ、そうそう。開場前は酷かった雪が、上映終了後にはすっかり止んでいました。綺麗な雪景色に感動です。電車も止まってないみたいだし。ああ、無事帰れるんだってのも合わせて二重の感動。スパイダーマンありがとう。君は僕がノーウェイホームするのを防いでくれたんだね。上映前にブックマークしていた周辺の格安ホテルとカラオケの位置情報を削除して、気持ちよく帰路につきましたとさ。
この一日の流れとか含めて、最高の体験をさせてくれたスパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム。間違いなく今年、いやヒーロー映画を代表する大傑作です。よくぞこの作品を公式で作ってくれた!と感動です。映画、というよりも1つのエンタメとして最高に楽しかった。これから鑑賞する人も全力で楽しんでください!

長文、乱文失礼しました。
ごまだんご

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