このレビューはネタバレを含みます
1ヶ月以上SNS断ちしてネタバレされないように我慢してきた甲斐がありました。
全ての行き場を失った運命が集結しスパイダーマンに襲いかかる物語展開は圧巻でした。
ここからは僕が大好きでやまない『アメイジング・スパイダーマン』に出演していたアンドリュー・ガーフィールドのことをお話しさせてください。
事前インタビューで出演はないと言っていたアンドリューにまんまと騙され、登場した瞬間に涙腺が崩壊していました。変わらないあの演技、変わらないあの目、変わらないあの後ろ姿、まさかまたアンドリューがスパイダーマンの姿を銀幕で観れるなんて思ってもいなくて、今でも夢だったんじゃないかと思ってしまいます。僕にとって、『NO WAY HOME』は『アメイジング・スパイダーマン3』でもありました。
解毒剤を作っている3人のピーター。その時にトムホピーターにMJが寄り添った瞬間を見ていたアンドリュースパイダーマンの目…。なんて寂しそうな目…。失ってしまったグウェンとどうしても重ねてしまうアンドリュースパイダーマンには辛い…。幸せになってくれ…アンドリュー…。
決戦前のピーター×3の会話も最高でしたね。「今までで1番手強かった敵」という質問にアンドリュースパイダーマンだけロシア人のサイ男で大爆笑してしまいました。それを慰めるトビースパイダーマンが「アメイジング」を連呼する場面は遊び心満載で、観客からしても「そのやりとりアメイジング!」と心の中で拍手喝采でした。
戦闘が始まった時、連携がうまくいかないスパイダーマン。3人で話した際に、しれっとトムホスパイダーマンがスパイダーマン1になってて面白かったですね。そして最後にアンドリュースパイダーマンが「I love you!!」というセリフを言うのですが、これはなんとアンドリューのアドリブの演技だそうです!!もう本当に最高です。だからアンドリュー・ガーフィールドが大好きなのです。
戦闘終盤、なんといってもアンドリュースパイダーマン最大の見どころと言ってもいいのではないでしょうか。グリーンゴブリンの爆弾でMJが転落してしまいます。トムホスパイダーマンは邪魔をされて救えませんでした。そこでアンドリュースパイダーマンが彼女をキャッチすることに成功します。その後のやりとりに僕は号泣して、文字通り涙でスクリーンが見れなくなってしまいました。
アンドリュー「大丈夫?」
MJ「大丈夫…。…大丈夫?」
涙ぐむアンドリュースパイダーマン。
どうして自分の世界ではグウェンを救えなかったのか。どうしてこの世界では救えたのか。どうしてそれがグウェンではないのか。どうして…。(ここからはマジで涙腺が決壊し、タオルで顔を覆いヒックヒックしてたので、この後の展開は記憶がぶっ飛んでおります)
エレクトロの電気を喰らっても1人だけ耐えていたのはグウェンのおかげですよね。だからエレクトロに油断させドックがパワーを奪えた。
グウェンがいたからリザードの解毒剤を作れた。
トムホピーターの世界に来て、グウェンのことをより強く感じたアンドリュースパイダーマン。正直、辛いことの方が多かったと思います。だから元の世界に戻って幸せになってほしいです。本当に…。
『アメイジング・スパイダーマン』の話はここまでです。
それにしてもボーイからマンに成長するトムホピーターの結末はなんとも寂しかったです。MCUスパイダーマンの終わり、そしてなにより初代スパイダーマンとアメイジング・スパイダーマンの終わりも描かれる形になりました。これだけまとめ上げられた作品を作り上げてくださった製作陣の皆様には感謝しかありません。
今後はスパイダーマンはSSUで展開されていくのかな?ヴェノム、モービウス、ハンターなどなどスピンオフ映画との関わりが今から超楽しみです!