スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホームのツクヨミのネタバレレビュー・内容・結末

ファンサービス満載なSONYスパイダーマンの行き着いた先。
MCUシリーズフェイズ4第4作目に当たる本作は同時にMCUスパイダーマン第3作目に当たるわけだが、実にスパイダーマンファンに向けたサービスが散りばめられた楽しい映画になっていた。ファンが望んでいたであろう実写版スパイダーバースは言わずもがなであるし、エディとヴェノムやマット・マードッグのカメオ出演っぷりは実にMCUファンサービス。こんな楽しい要素がてんこ盛りなわけだから楽しくないわけないでしょという作り手の言葉が聞こえてくるような作品だった。
しかし展開の無理矢理感とちょっとした歪感が所々にあって、そこが全力で楽しい作品の影として存在しており全てが良いというわけではなかった気もする。もっとキマッたアクションが見たかったなと思ったりもしたが、今回はファンサービスと王道のキメ画がしっかりあったりとそこに力を入れているのかもしれない。
しかしここまで今までのスパイダーマンシリーズの要素をしっかり繋げてくれたのは嬉しい限りで、全てのスパイダーマンを見ていた人には最高の展開が待っている作品なことは間違いない。そこに関して言えば今回はMCUというよりかSONYスパイダーマンとしての面白さが全開であった。