このレビューはネタバレを含みます
最高。この一言に尽きる。
ただこの最高は今までのマーベル作品+初期のスパイダーマン3作品+アメイジングスパイダーマン2作品を視聴していないと味わえないのがかなりハードルが高い。
それをクリアしていれば最高に楽しめる作品。
内容としては、スパイダーマンの正体が全世界にバレてしまったことによってピーターの周りの人を傷つけてしまい、スパイダーマンの存在を全世界の記憶から消すのに失敗するところから始まる。
その失敗から他の世界と通じてしまい、初期スパイダーマンに出ていたドクターオクトパスや、アメイジングスパイダーマンに出ていたトカゲ男が乱入してきてしまった。
各々の変身やもう一つの人格を解くべく、3人のスパイダーマンが立ち上がった。
1番グッときたのは物語終盤、アンドリューガーフィールド演じるスパイダーマンがMJ(ミシェルジョーンズ)を間一髪で救うシーン。
彼の世界では惜しいところで恋人のグウェンを救えず、悲しみに暮れた。
その思いを胸にこっちの世界では救うことができた嬉しさと向こうでは救うことが出来なかった悲しさを思い出した複雑な感情が入り混じった表情が印象的だった。
自分は理性で動く人間なので、ピーターの甘い考えには終始呆れた。
そもそもの始まりも、ヴィランを捕まえてからの対処法も少しイライラしてしまったが、それがピーターの良いところなのだと自分に言い聞かせた。
ただ、最後はこの世界のために全世界からピーターの存在を消す決断を下した事は素晴らしかった。
この事がまた一つピーターを大きくするだろう。
総じて素晴らしい作品でした。