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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのaririのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

アメコミ映画には時に「アベンジャーズ:エンドゲーム」の様に、様々なキャラがこれでもかとばかり大量出演するというファンが歓喜の叫びを上げてしまうようなお祭り回が発生する。今回はマルチバースという設定の為、異なる時空から過去のスパイダーマン映画に出演した全ヴィランが総出演して大バトル、という正にドンドン♪パフパフ♪お祭りアメコミ映画だった。

私的にはアメイジング・スパイダーマン版アンドリュー・ガーフィールドが出てくるのは何となく予想出来たが、まさかサム・ライミ版トビー・マグアイアが出演してくれるとは思わず(しかもカメオではなくガッツリ活躍!)出て来た瞬間驚きと共に感動してしまった。長年大作映画での姿が確認出来ずに寂しかったが、これを機にもっと見られるようになれると嬉しいなぁ。

同時多発的に展開されるアクションや、過去エピソードを絡めたスパイディ達の発言は面白かったが、物語としては治療によってヴィラン各々のキャラが定まらず、最後には後処理もなく放り出されている感じに見えた(特にグリーンゴブリン)脚本になってしまったのが非常に勿体なかった。マルチバースという点ではアニメーションの「スパイダーバース」の方が上手くまとめれていたように思う。もう少しヴィランを減らしても良かった気もするが、そうするとスパイディ総決算映画にはならない・・・?

ちなみに私が一番テンション上がったのは、デアデビルが出て来た瞬間だ(笑)小さくだが思わず「ファッ?!」と声が出てしまった。MCUドラマ復活してくれませんかねぇ(嘆願)
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