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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのIFのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

バカおもれ〜

やってること完全にシンエヴァなんだよな
全てのバースのスパイダーマン(敵含む)を成仏させていき、最後には自分が成仏して大人になる。
面白くない瞬間がないし、全部のギャグが滑ってない。
アクションシーンも一辺倒じゃなく、シンプルなアクションに血わかなくても頭脳戦を楽しめる。
さようなら全てのスパイダーマン

善/悪の二項対立は錯覚に過ぎず、見方によるというデリダの脱構築的な見方。
シビル・ウォーも市民側からのアベンジャーズ、アベンジャーズ側からのという両者の視点
今作もパーカー/市民(陰謀論派)、ドクターストレンジ/パーカー、ストレンジ/ヴィランの二項対立を脱構築していった
MARVELが今までヒーロー物の典型をやってヒーロー/ヴィランの構築を仕切ったからこその試みなのだろうか。

娯楽映画としての完全フィクションのマーベルの対立として今回のスパイダーマンシリーズは現代のリアル性をあえて移しているのか?
トランプとかの世論がガッツリかわれて陰謀論派が生まれたり、マスコミというか世間が正義マンとして一面的な見方で人を叩いたり、タレントの行き過ぎた有名税だとか諸々の風刺が含まれている。

一方でその中には1本二項対立を破壊する多角的なものの見方みたいなテーマが刺さってる。
完璧に面白い最高の映画だったな。
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