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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのHhのレビュー・感想・評価

3.3
20年の歴史を一つにまとめ、これまでのヴィランや3世代の共存は奇跡に近く、ファン?いや子供が空想するかのようなことがこの映画には詰まっている。
客観的にみておそらく、今の世の中エンタメを求めてる人が多い。様々な抑圧に制限、それに伴う徐々に溜まるストレスと不安。人々は気付かないうちに「親愛なる隣人」に助けを希望を求めた結果この映画は多くの人に観賞され、そして評価されていると思う。ただ面白いや映画自体の良し悪しを越えたものをこの映画は持っている?持ってしまった?のかもしれない。

ここまで、客観的に書いてきましたが個人的には面白さやエンタメを感じることができなかった。
テクノロジーは進化し、過去になし得なかった方法で解決できるけれど、スパイダーマン(トム・ホランド)の考えや行動は退化し、トニー(アイアンマン)と出会った頃のただのティーンのようでこの状況をトニーはどう感じるのだろう?とまず観賞後に思ってしまった。
この映画でピーターは最も大切な3人も失うことになる。これは必要悪だったのか?それとも…
「大いなる力には大いなる責任が伴う」ということはこういうことなのか…
全ては次に繋がる何かなのは理解できるが、ただ単純にがっかりした。
子供のように私の空想通りにいかないことに納得していないのか…
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