ピーターを探している中で現れた彼らの姿に周りの観客の息を呑む音が聞こえた
視覚が捉えたものを現実のものとして受け入れるまでのタイムラグ
それは実際は1秒にも満たない一瞬だったはず
映画館ではじめて味わった感覚
間違いなく映画界におけるターニングポイント
想像はしても実現はしないはずの事
中途半端にやったらめちゃくちゃになってしまう事
それをやり遂げてしまったMCUの偉業
間違いなく面白かったんですよ
でもなんだろう
本当にこれでよかったのかなと違和感が残ってしまう
ただそれでも
それぞれのシリーズに対して敬意を払った合流にはニヤニヤしてしまうし嬉しかった
サム・ライミ版のヴィランが魅力的なのは分かる
それでも最終作でトムホランド版のヴィランが出る事なく終わってしまったのが残念なのだ
この偉業の裏で一つの懸念
この作品が定義してしまったマルチバース映画という概念
このマルチバースフォーマットが許されるのなら
過去のシリーズものをいくらでも再起させることができてしまう
スーパーマンとかバットマンとか過去キャストが多ければ多いほど破壊力も抜群
そしてこの流れが広がり続けて日本にまでたどり着いたら
日テレの金田一少年の事件簿だってマルチバースに出来てしまう
堂本剛と松潤、亀梨、山田くんと、この座組みで監督は堤幸彦で！
そんな悪ノリだけど絶対大ヒットが約束される飛び道具みたいな事も起きてしまう
ノーウェイホームが開いてしまったマルチバースの扉はもうMCUの世界には留まらず広がってしまうのかもしれない
それでもこのサプライズは凄かった
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劇場名 ：109シネマズ川崎
上映日 ：2022/01/08(土)
上映時間：9:00 ～ 11:45
上映劇場：シアター7
上映作品：スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム[IMAXレーザー・字幕]
座席 ：M -13
